学校経営方針
Ⅰ 基本方針
吉岡町第6次総合計画における「紡ぐ2:『学びのまち・吉岡』の推進」の基本目標の下、家庭や地域と連携して、児童が、優れた知性を身に付け、 豊かな心をもち、心身ともに健やかに成長できる学校、信頼される学校づくりを行う。
Ⅱ 学校教育目標
 基本目標
	心豊かで自ら学ぶたくましい子供を育成する
 目指す学校像
	活力と楽しさがあり信頼される学校
Ⅲ 経営方針と具体的な取組
1 教科経営・学習指導 ~確かな学力の育成~
(1)児童の「確かな学力」の育成に向けて、吉岡町HiBALIプラン5.0 及び、指導と評価の一体化によって主体的、対話的で深い学び」を実現する。
 ①授業への向かう姿勢を生むための集中力を途切れさせない授業構成の工夫。
  教師が「~させる」授業から、児童が「~する」授業へ
 ②「個別最適な学び」のための指導の個別化。
 ③「教え込む」のではなく、主体性を育み「学ぶ力」を育てるファシリテイト技能を習得する。
 ④「つかむ」「追求する」「まとめる」の各過程における有効なICT活用。
 ⑤学びを広げ、深めるための、協働や体験活動の位置づけ。
 ⑥効果的な「ふりかえり」により理解を深め、思考力や自己有用感を高める授業実践。
 ⑦プログラミングの技能を高め、協働的な学びを促進するプログラミング教育の実施。
(2)「考えて行動できる人の育成」のため、日々の授業に直結した実効性の高い校内研修。
(3)各学期末や年度末、学期中における各教科、領域の年間指導計画の点検・改善。
(4)専科教員や特配教員を活用した教科担当制の推進
   専科による授業:理科(4~6年)、英語・外国語活動(全学年)、音楽(3~6年)、書写(3~6年)、
           図工(5年)、学年内での授業の積極的な相互交換(3~5年)
(5)家庭学習を、書くこと読むことなど基礎的習熟的な課題、及びICTの活用等による理解促進・定着。
(6)特別の教科「道徳」 道徳授業の改善・充実                        
(7)学校行事も含めた全ての教育活動を「主体性」や「ファシリテイト」「非認知能力」「自己肯定感」などとリンクさせて新しい教育への確実な移行を推進する。
2 学級経営・生徒指導 ~豊かな人間性の育成~
(1)学級経営
 ①よい授業がよい学級経営に直結する。どの児童も主役となる授業作りを。
 ②基本的な生活習慣の確立
  ・落ち着いて話を聞けるようにする。
  ・マスク、手洗い、手指の消毒、ハンカチやティッシュの保持など衛生管理ができるようにする。
  ・自発的なあいさつ、右側歩行の励行。
  ・「よい子のやくそく」「家庭学習の手引き」の活用と共通指導。
  ・清潔習慣検査や「いきいき明治っ子週間(年間4回)」の計画的な実施。
  ・栄養教諭を中心とした食育の工夫。
  ・外遊びの奨励と安全や感染症に留意したルールづくりの工夫や指導の徹底。
 ③児童の特徴や可能性、良さ、困り感などを複数の目で支援するため学年で児童を育てる意識をもつ。
 ④児童が、自らの可能性を高め、互いに認め合い、支え合う温かく居心地のよい学級をつくる。
  ・個々の児童のつぶやきを受け止め、認め、誉め、自己肯定感を高める。
  ・児童の考えを共有・交流させ、互いのよさを学び合う場によって共感的な人間関係をつくる。
 ⑤児童一人一人の言動や変容に注意して、いじめの早期発見に努め、いじめと疑われる言動を把握したときは事実関係を明確にして法に基づく適切な対応を実施
  する。併せて「いじめ対策委員会(職員会議・打ち合わせ時の情報共有シート)」に報告する。町教委への月例報告も確実に行う。(積極的な認知)
  なかよしアンケート、なかよしチェックの実施と日々の情報共有シートを確実に機能させる。
 ⑥日常の学校生活全体で、不登校傾向も含めた児童のSOSの出し方教育も推進し、家庭や専門機関との連携を通して学校全体で組織的に対応する。
  (町ふれあい教室・ひばりの家との連携)
 ⑦困り感を抱える児童については、SC、Y'ODS、保護者、関係諸機関との連携を強化し、家庭訪問・教育相談を実施する。
 ⑧児童の主体的な活動
  ・学級の係活動 ・清掃等の当番 ・あいさつ運動 ・いじめ防止活動 ・委員会活動の活性化
 ⑨安全教育の充実
  ・校内での通行ルール、校庭の使用法、交通安全教室、交通安全指導、避難訓練など。
 ⑩学校、家庭でのICT利用において、姿勢や視力、依存症など健康被害の早期発見と対応に留意する。
 (2) 特別支援教育の充実
 ①個別の指導計画の改善や個の特性に応じた指導の工夫に努め、通常学級における困り感のある児童に対してその本質的な理解と親身で適切な指導・対応に心がける。
 ②特別支援教育校内委員会、教職員研修の充実、めえちゃん教育相談や学習会の実施により特別支援態勢の更なる充実を図る。
 ③吉岡町通級指導教室の効果的な運営と個別支援や通常学級との連携の充実を図る。
 ④特別支援学校や関係機関との連携の強化、WISC等諸検査等の積極実施で適正就学を支援する。
(3)学校安全・危機管理
 ①学校組織全体で、リスク&クライシスマネジメントに対応できる日常の意識づけと必要な研修の実施。
 ②施設設備・遊具の点検、安全対策の徹底と町教委と連携による改善及び事故の未然防止。
 ③見守り・交通指導員、明治っ子守り隊との連携とPTAによる通学路点検の実施。
 ④疾病やアレルギーを抱える児童については必ず保護者と面談して対応を共有すると共に、日々の対応に落ちがないシステムの構築と緊張感を持った対応。
 ⑤各種感染症の感染防止について、児童や職員その家族の命を守るために、町教育委員会との連携を密に行い、警戒度に応じた対策を保護者にも児童にも明確に提示し、対策を徹底。
 ⑥班別登校における保護者との共通認識や連携、具体的な交通指導の充実・工夫、通学路点検実施。
 ⑦危機管理マニュアル、防災体制の継続的な見直しと防犯カメラ・校内巡視等による不審者被害防止。
 ⑧職員間で納得するまで協議することや、マニュアルや方策を全員の目で確認することで、全職員が共通理解して、より素早く確実な対応ができるように努める。
3 学校経営に関すること ~信頼される学校づくり~
(1)業務改善と組織運営
 ①職員集団の力が最大限に活かされるよう、各々の教職員が学校経営の一員である意識をもち、担当や分掌での業務見直しや改善を積極的に行う。
 ②受容的で温かく居心地のよい職場環境を各人が醸成して気持ちよく勤務に当たり、一丸となって教育活動に携われるようにすることで、教育目標の実現を目指す。
 ③ワークライフバランスやタイムマネジメントを意識した効果的で成就感の持てる勤務環境にする。
  ・教材研究や事務処理に係る時間の確保。繁忙期の校時調整。
  ・業務の見直しと整理の続行。会議等のデジタル化、回数削減、時間短縮、連絡・周知手段の確立。
  ・校務支援システムによる在校等時間の把握と業務改善に向けた面談の実施。
  ・出退勤アプリ等による在校等時間の把握と業務改善に向けた面談の実施。
 ④町教育委員会との密接な連携を生かし、学校運営協議会や地域学校協働センターを中心として、地域に開かれた信頼される学校となるように協働や情報発信を推進する。
 ⑤緊急時の連絡網システムにより休業や災害、防犯等の連絡をこまめに行うと共に、ホームページからは学校の日々の児童の活躍や教職員の指導等の様子を公開し学校教育への理解を得る。
 ⑥保護者の精神的・経済的負担の軽減を図り、互いに理解し合い、協働して教育する関係を構築する。
(2)職員の管理・指導・育成
 ①吉岡町の教育公務員としての職務と責任を自覚し、服務規律の確保を徹底する。
  ・吉岡町の子どもや保護者、地域のために尽力することを常に意識して業務に当たる。
  ・公務外の非違行為の撲滅、個人情報の管理、体罰や暴言防止を徹底する。
  ・校内委員会の活性化、新しい行動計画に基づくチェックなどにより、全職員が納得して服務規律確  保を自分のものとして捉えられるようにする。
 ②個々の職員が、学級経営や教科指導、ICT活用、生徒指導、教育相談、特別支援などの理解や技能が日々向上するよう、お互いが高め合える職場作りを全員で推進していく。
 ③管理職が日常的な授業参観や校内巡視を密に行うことで、教職員や児童への理解を深める。
 ④自己申告書や人事面談を活用して職能成長を図るとともに、学校経営方針に沿った具体的な手立てで確実に教育目標を達成することにより、職員が一丸となった学校経営を具現化する。
 ⑤教職員としての職能成長を図り、人間力を研磨し、学習・生徒指導の資質や技能向上に努める。
  ・あいさつ、服装、言葉遣い、児童名への敬称付けを常時確認する。
  ・町の職員として、また社会人としての良識や望ましい行動がとれるよう、効果的な校内研修の内容と方法を工夫する。
 ⑥養護教諭と連携して職員の健康状態に留意し、検診を受けるよう促すと共に、疾病に際しては速やか に通院するよう配慮する。
  心の健康についても、業務時の観察や声がけに努める。また、ストレスチェックを全員が受けるように働きかけ、結果次第では産業医に繋げて状況の改善も図る。
学校要覧
○R07年度 学校要覧はこちらから→ 保護者専用ページからご覧ください 
                 (パスワード付きの保護者専用ページの「学校からの通信等」からご覧ください)
吉岡町は、県のほぼ中央に位置し、榛名山の南東山麓と利根川流域に展開した地域で、面積20.50km の農村地帯です。西半分は榛名山の裾野の一部で、標高200~900mの傾斜地で、その中には放射状の輻射谷がよく発達してます。
東半分は、標高100~200mの洪積層からなる洪積台地が山麓から東流する中小河川によって開析されています。
昭和30年4月に明治・駒寄両村を合併し、2つの村を結ぶ河川の名にちなみ、吉岡村と命名しましました。
その後、平成3年4月に町制がしかれ、吉岡町となりました。
令和7年度で「吉岡」の名が初めて町村名に使われて70年目です
吉岡町は、渋川・高崎・安中線の県道をはじめ町道が整備され、前橋市や渋川市に隣接し、高崎市にも近いため各種の産業が発展しています。
さらに、平成11年3月に上毛大橋が開通して一段と交通網が充実されました。
県道沿いには商店をはじめ、中小の会社や工場が並んでいます。また、自然にも恵まれ、酪農・果樹・米作等の農業も盛んです。
町内には、子ども園(1) 保育園(5) 小学校(2) 中学校(1) 総合運動場(1) 社会体育館(1) コミュニティセンター(1) 文化センター(1)等々の教育施設が充実しており、教育的関心は高く文化の創造に努めています。
榛名山の南東麓。右下は利根川
R3.6に大型化された駒寄PA
船尾滝
令和6年1月16日 文部科学大臣優秀教職員表彰
令和5年1月21日 群馬県教育委員会表彰
令和2年3月3日~5月 新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校